ご覧頂きましてありがとうございます。 レアストーンのフルグライトです。 この石は砂漠などに落ちた落雷により、まわりの砂が溶かされて急速に冷えてできた天然ガラスです。 内部には高圧電流が流れた証の空洞が空いていますが、 この石のようにはっきりと貫通しているフルグライトは珍しいです。 フルグライトが生成されるには6億ボルトの電流が必要らしく、日本の雷は1億ボルトほどなので、日本国内では産出されません。 6億ボルトの稲妻が、砂漠に落ちると砂の粒があっという間に溶けてくっついてしまうそうです。 砂の融点は約1,800℃は必要と言われていますが、落雷による温度は30,000℃に達し、これは太陽の表面の5倍の温度に相当します。 この時、条件さえ整っていれば、溶けた砂が閃電岩(せんでんがん:フルグライト)という天然のガラス管を形成します。 落雷で形成されることもあり、表面を覆うガラスの殻のようなものや、岩石の亀裂に沿って血管のようなものができます。 美しい宝石ではありませんが非常に稀で学術的な価値を認められています。 フルグライトという石名はラテン語で稲妻を意味する”フルグル”に由来しています。 地球上では毎日100万回以上も落雷が起きていますが、閃電岩は滅多に形成されない、まさに奇跡の石です。 手に持つと軽く化石のような趣きです。この石に6億ボルトの雷様が落ちたと思うと石好きとしては感無量です。 余談ですが、アメリカの人気ドラマ、スーパーナチュラルでは、悪魔退治にフルグライトを使っていました(^^) 売れなければ自分のコレクションに加えようと思っているのでお値下げ交渉いたしかねます。 長さ約95mm #雷
関西&福岡のカレースポットを路線(最寄駅別)でご紹介&全国カレー巡業